EDGE Technologiesは、世界初のWELL v2パイロットWELLプラチナ認証を本社ビルで取得するなど、「人を第一に考えた場所」を追求する世界的なムーブメントの最前線にいる。EDGEのウェルビーイング&ソーシャルインパクト部門責任者であるフローリン・フレンド氏が、これらの活動がESG(環境、社会、ガバナンス)の推進にどのような影響を与えているのかを語った。
ステークホルダーの長期的な価値を創造しながら、地域社会や環境全体にポジティブな影響を与えることができるレジリエントな企業を育てるためにESGが不可欠である。EDGEはステークホルダーとともに進化し続けるESG戦略を策定し、Eはグローバルな持続可能性の向上、Sは人間へのポジティブな影響の創出、Gは長期的な価値創造を推進する、という目標をたてている。主な優先課題は、「ネット・ゼロ・カーボン・パスウェイ」を通じて二酸化炭素排出量を削減すること。2030年までに2019年と比較して企業およびプロジェクトレベルで二酸化炭素排出量を50%削減し、2050年までにゼロエミッションを達成することを目指す。またSとしては、多様性、公平性、包摂性、帰属性のための設計に注力し、一般の人が利用しやすいエリアを設けるなど、地域社会に利益をもたらす都市基盤の一部であることを重視している。例えば、EDGE London Bridgeでは、近くにある地元の小学校と共作したパブリックパークが敷地内にあり、EDGE Shoreditchでは、1階にパブリックにアクセスできるタウンホールスペースを設け、屋内ストリートを作るという計画が進行している。
IWBI 記事 原文(2023.5.24):