LEED v5 O+M (Operations and Maintenance/既存ビルの運用とメンテナンス)の草案を含む、建築物の性能と効率を中心とした新しいプログラムが発表された。
世界のエネルギー関連の二酸化炭素排出量の28%を既存建築物が占めている。Greenbuildの開催期間中、多くのセッションで、こうした既存建築物の二酸化炭素排出量を削減し、資源保護を促進し、より健康的な室内環境を作り出すための持続可能な活動の採択が強調された。
USGBCは、LEED v5 傘下の最初の評価システムであるLEED v5 O+Mの要件事項の草案を説明した。この枠組みは、今後一年かけて正式に決定され、人の健康、レジリエンス、公正性に関する重要な課題に取り組むと同時に、緊急性が差し迫った2030 年と 2050 年のパリ協定の目標達成と建築物の脱炭素化の行動を一致させるという画期的な一歩を踏み出すものである。LEED v5 は、LEED 認証取得を促進し、認証取得に向けたデータ主導のアプローチを維持するための明確で継続的なロードマップを示すことで、建物の所有者と管理者に権限を与えるように設計されている。
USGBC articles 原文(2023.9.30)
https://www.usgbc.org/articles/usgbc-wraps-greenbuild-2023