COP16におけるUSGBCの取り組みを知る
生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)のため、USGBCは今週コロンビアのカリに到着しました。USGBCは、生物多様性の損失を回復し、その価値を高め、建築環境に関する実践的な解決策を推進するため、世界的なコミュニティと協力しています。USGBCは、自然の損失を食い止め、生物多様性と生態系を回復する上で、建築環境と都市空間の重要性を強調する数少ない組織のひとつです。
COP16で焦点を当てる3つの分野:
- 昆明・モントリオール生物多様性グローバルフレームワーク(通称「生物多様性プラン」)の世界的実施に向けた更なる発展
- 自然への投資のための資源調達と技術の改善のための協力
- アクセスと利益配分に関する進展の加速化
生物多様性の損失、土地の劣化、気候変動は表裏一体であり、解決策の多くも表裏一体です。例えば、陸地と海洋は炭素排出量の半分以上を吸収しており、これらの自然空間の保全と回復は、今後10年間に必要とされる削減努力のおよそ3分の1をもたらす可能性があります。
昆明-モントリオール世界生物多様性フレームワークは、自然と調和した世界というビジョンを達成するための道筋を示すものです。2022年12月、国連生物多様性条約の隔年会合(COP15)で初めて可決されたこの枠組みは、2050年に向けた4つの目標と2030年に向けた23のターゲットを通じて、2030年に向けた自然のための世界的な行動を導くことを目的としています。
USGBC articles 原文(2024.10.23)
https://www.usgbc.org/articles/watch-cop-16-events-livestream-oct-22-nov-1