スポンサー記事:ソフトウッド・ランバー委員会が、木造が美観を高めかつ、プロジェクトのコストと二酸化炭素排出量を削減する方法について議論
小・中・高等学校の生徒の学習環境に大きな影響を与えるもののひとつに、主役ではなく脇役として捉えられがちな校舎があげられます。このため、米国教育省が掲げる「EDインフラと持続可能性」プログラムは、「学校のインフラと持続可能性が、生徒の健康、学習成果、教師の定着率、地区財政に与える影響に対する全国的な認識を高める」ことを目標の一つとしています。
健康的で持続可能な21世紀の学校づくりは、適切な建築資材を使用することから始まり、学区が持続可能性に関する野心的な目標を設定する中、木材を使用した建築は新たな可能性をもたらしています。軽量フレーム構造とマスティンバー構造はどちらも、木材が建物の耐用年数を通じて炭素を蓄積するため、二酸化炭素排出量を削減することができます。二酸化炭素削減に加え、木材を使った近代的な学校の設計・建設は、学生のウェルネスを優先し、コストを合理化することで、学習に適した温かく居心地の良い空間を作り出します。
また、木材を主要な建築資材に使用した学校は、設計・建設段階から、建物を実際に利用する生徒にもメリットをもたらします。マスティンバーを使用することで、建設と納入のスピードが約25%向上し、高い評価を得ています。また、地元で建築資材を調達できる可能性があるため、高性能で費用対効果の高い建物を建設することができ、レジリエンスが高く、優れた環境で学ぶことができ、学習成果にも良い影響を与えることが期待できます。
USGBC articles 原文(2024.12.20)
https://www.usgbc.org/articles/top-class-educational-facilities-using-wood