この新しいツールによって、30以上のWELL機能が、新たに制定された欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の中の、主にソーシャルの分野での開示に必要なトピック領域における、全体の最大50%を占める項目にどのように貢献できるのかが分かるようになります。
(ニューヨーク – 2024年5月28日)
建物、組織、コミュニティの健康を変革する世界的な権威であるInternational WELL Building Institute(IWBI)は本日、IWBIのWELL Building Standard(WELL)が欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)とどのように整合しているかを実証するための包括的なリソースとしての、「WELL v2およびESRSアライメントツール」の発売を発表しました。
この新しいツールは、ESRSフレームワークの下でのサステナビリティ報告および開示要件をサポートするために、組織が実装されたWELL戦略をどのように活用できるかを提案します。具体的には、アライメントツールは、E、S、Gの柱全体でESRSの要件の50%(ESRSコード化された開示項目70項目のうち36項目)の報告に貢献できる30以上のWELL機能を特定し、主にソーシャル部分に焦点を当てています。2025年以降、コーポレート・サステナビリティ・レポーティング指令(CSRD)の対象となる企業は、2024会計年度以降、ESRSの枠組みに基づいて報告することになります。
IWBIの社長兼最高経営責任者(CEO)であるRachel Hodgdonは、「世界中の組織が欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の報告要件を満たそうとしている中、WELLがESRSの報告要件の最大50%に貢献できることを示すこのアラインメントツールを提供できることを嬉しく思います」と述べています。「ソーシャル分野の第一の柱である『企業自身の労働力』に関して言えば、WELLは17の開示項目のうち最大14項目に貢献することができます。私たちは、顧客がWELLを活用して、ソーシャル分野の持続可能性を推進するための戦略を実施、検証、報告する際、顧客と提携することを楽しみにしています。」
WELL v2 – ESRSアライメントツールにアクセスし、その利点の詳細については、リソースページをご覧ください。
欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)
2023 年 7 月に欧州委員会によって採択された ESRS は、企業サステナビリティ報告指令 (CSRD) に適用される企業向けの一連の詳細な報告要件です。
IWBI プレスリリース 原文(2024年5月28日):