2017年2月27日(月)開催 <募集時セミナー案内はこちら>
第32回GBJセミナー
主題:第32回GBJセミナー【LEED Talk】LEED NDとは
日時:2017年2月27日(月) 18:30~20:00
会場: アズビル株式会社 本社会議室
講師の音声付資料 目次
安原 紀子 氏 株式会社ヴォンエルフ
世界各地のグリーンビルディング評価制度 実質的な国際標準システムとなるLEED、世界でLEED認証されたプロジェクトの数、⽶国発の国際的な建築物の認証システムLEED、世界161ヶ国で広がる LEEDプロジェクト、現在では45%がインターナショナルプロジェクト、日本におけるLEEDの普及、外資系先行から日系企業へ、オフィスビルから様々な用途へ、日本語資料 USGBC HPから 無料ダウンロード可能
世界各地で環境規制、定期的な基準改定、LEED を採用する企業の事例、経済的パフォーマンスについてのスタディ一覧
Increased Productivity、WELL、人の健康・ウェルビーングに フォーカスした、 建物の認証システム、Beyond Green(環境性能を越えて)、ワークスタイルの変容、Thinking Beyond Buildings、ライフスタイルの変容、Edge Cityとは?
LEED格付けファミリー(v4)、LEED ND が掲げるゴール、環境の保護と復元、地域経済を持続可能に、必須項目と加点項目、クレジット、Smart Location & Linkage、Neighborhood Pattern & Design、Green Infrastructure & Buildings、LEED ND申請中・認証済みプロジェクト件数、ND Pilot 1.0 世界初認証取得(シルバー)、ND Pilot 1.0 第2号認証取得(ゴールド)、First LEED-ND Stage 3 Gold Project in the World Futakotamagawa RISE、LEED ND v2009認証取得プロジェクトの世界分布
ESG 投資の世界でもグリーンビルディングの世界でも聞くことが多くなっている言葉、Walkability、歩く気がしない閑散とした街路、ホイトヤード(ポートランド)、LEED NDのWalkability項目の評価方法には、批判もある、LEED NDが得意とする対象、Affordability、世界中でアフォーダブル住宅の危機が叫ばれている、アフォーダブル住宅のマーケットサイズのポテンシャル、結論、NPDc4 Housing Types and Affodability、LEED NDのアフォーダブル評価に批判の声がある、都市化が加速する中で、 サステイナブルであり続ける都市とは?
1.LEEDの広がり
世界各地のグリーンビルディング評価制度 実質的な国際標準システムとなるLEED、世界でLEED認証されたプロジェクトの数、⽶国発の国際的な建築物の認証システムLEED、世界161ヶ国で広がる LEEDプロジェクト、現在では45%がインターナショナルプロジェクト、日本におけるLEEDの普及、外資系先行から日系企業へ、オフィスビルから様々な用途へ、日本語資料 USGBC HPから 無料ダウンロード可能
2.LEEDに取り組む目的・動機
世界各地で環境規制、定期的な基準改定、LEED を採用する企業の事例、経済的パフォーマンスについてのスタディ一覧
3.最近の動き
Increased Productivity、WELL、人の健康・ウェルビーングに フォーカスした、 建物の認証システム、Beyond Green(環境性能を越えて)、ワークスタイルの変容、Thinking Beyond Buildings、ライフスタイルの変容、Edge Cityとは?
4.LEED NDについて
LEED格付けファミリー(v4)、LEED ND が掲げるゴール、環境の保護と復元、地域経済を持続可能に、必須項目と加点項目、クレジット、Smart Location & Linkage、Neighborhood Pattern & Design、Green Infrastructure & Buildings、LEED ND申請中・認証済みプロジェクト件数、ND Pilot 1.0 世界初認証取得(シルバー)、ND Pilot 1.0 第2号認証取得(ゴールド)、First LEED-ND Stage 3 Gold Project in the World Futakotamagawa RISE、LEED ND v2009認証取得プロジェクトの世界分布
5.LEED NDの中心概念・まとめ
ESG 投資の世界でもグリーンビルディングの世界でも聞くことが多くなっている言葉、Walkability、歩く気がしない閑散とした街路、ホイトヤード(ポートランド)、LEED NDのWalkability項目の評価方法には、批判もある、LEED NDが得意とする対象、Affordability、世界中でアフォーダブル住宅の危機が叫ばれている、アフォーダブル住宅のマーケットサイズのポテンシャル、結論、NPDc4 Housing Types and Affodability、LEED NDのアフォーダブル評価に批判の声がある、都市化が加速する中で、 サステイナブルであり続ける都市とは?
all.全編版
Q&A
Q1.中国でLEED ND物件数が多い理由は何か?インセンティブなどがあるのか?
・とくにインセンティブなどはないが、投資家を集める際にLEEDが(優良な品質の物件となる)手がかりになっているようだ。
・世界銀行のレポートで、LEED-NDは中国で深刻な問題となっている都市化におけるスプロール防止策として有効である、という記述があり、中国政府は都市開発の際の指針としてLEED-NDを参照していると聞いた(平松さん補足)。
Q2.プラチナを取得した柏の葉キャンパスのLEED NDの内訳は?アフォーダブル住宅は入っているか?セグウェイなどの小規模モビリティは加点されるか?
・柏の葉キャンパスの内訳は非公表のためわからない。
アフォーダブル住宅は(必須項目でなく)加点項目のため、営利デベロッパーはポイント取得しない傾向にある。日本のND2件とも取得していない。
・二子玉川ライズでは、セグウェイ等の加点実績はない。柏の葉については不明。Innovation Designカテゴリーで、加点される可能性が考えられる。
Q3.講義で触れられていたLEED NDのクレジット構成に対する批判を受けて、V4への移行時や次のバージョンで変更・改正する動きはあるか?
・とくに具体的な動きは耳にしていない。批判している人たちは対案を出しているので、それらの対案をもとに議論されていくだろう。
Q4.アフォーダブル住宅について。もともと高級住宅地における開発であればそこそこの家賃でもアフォーダブルになるのか?その時の指標は?
・そのとおり、アフォーダブルの基準は、地域の所得の中央値を元に決定されるので、高級住宅地における中級レベルの住宅はアフォーダブル住宅として認められる可能性がある。
・米国にはAMIという指標があり、それにのっとって相対的にアフォーダブルであるかどうかの数値を決められるが、日本には指標がない。
Q5.評価される道路のイメージを知りたい。自動車が通ることが悪ではない?
・さまざまな交通手段をひとつの道路で選べることが高評価につながる。そこには自動車も、路面電車も含まれる。
・自動車の制限速度は抑制する方向。
・自動車道と歩道の分離が推奨されているわけではない。
Q6.ステージ3ではすべての工事が終わらなければ認証取得はできない?どこまでを完成とみなすのか?
・たとえば何かの理由で当初の計画通りに建設することができなくなった場合、バウンダリーを設定しなおすことは可能。
・(バウンダリー内でも)上限2%を対象外とすることはできる。
・バウンダリーを変えずに実現していないエリアを残したままステージ3に進むことはできない。
Q7.エネルギー性能について。LEED BD+Cを取得しない建物にも適用されるが、実際のパフォーマンスを報告しなければならないのか?
・実績値ではなく設計値でよいが、バウンダリー内のすべての建物が対象となる。
・実績値データの開示は、BD+Cの認証を取得する建物については必要になる。新築建物については、設計値によるエネルギーシミュレーションを行う必要があるので、開発にあたって、デベロッパーはすべての建物のエネルギー性能を把握することが前提となる。
Q8.アフォーダブル住宅について。新築は難しいが、実現のための一案として中古住宅の再利用は考えられるか?
アフォーダブル住宅は新築住宅が母数となり、そのうちアフォーダブル基準を満たす住戸を何パーセント供給するかにより、ポイントが変動する。ただし、大規模改修であれば新築と認められるので、中古建物を再利用してアフォーダブル住宅とする可能性はあるだろう。
Q9.LEEDの基本的な思想と日本の再開発の方針の間で一番ぶつかりそうなところはどこか?
・日本では、LEEDは資金の潤沢なプロジェクトに適用されがちなため、LEEDが高級志向であるような誤解をされている。LEED-NDは高級志向ではないが良質な環境を提供したいプロジェクトに向いているが、理解されにくい。
以上