GBJ設立5周年記念シンポジウム グリーンビルディングの展望 〜世界水準の都市、建築、ウェルネス、そしてESG投資〜

2018年6月15日(金)

<開催後シンポジウム資料はこちら>

 

 

いま世界の大都市は、エネルギー消費などの環境データのリアルタイムでの収集と分析に基づいた都市経営へと強く舵を切っています。
そして、パリ協定以降SDGs 実現のための自治体のイニシアティブが求められる中で、また長期優良なESG 投資資金の導入競争も視野に入れながら、その動きは加速しています。
一方、日本でも「働き方改革」が唱えられる中、従業員が大部分の時間を過ごすワークプレイスの変革は経営マターとしても重視され、そのための手掛かりをウェルネスや知的生産性に求める動きがグローバルに広まっています。そのような環境や人の健康に良い影響を与える空間が求められるとともに、その評価を客観的に明示することが重要になってきています。 それらの評価の有効な軸として、建築物や都市の環境性能の定量的評価指標で国際的なデファクトとなっているLEED認証(その中でも特に自治体やコミュニティを対象とするLEED for City / Community。また既存ビルを対象とするLEED O+M)、近年グローバルな普及が急速に拡大しているWELL認証という健康や快適性の視点からの環境性能評価、さらにGRESBといった不動産投資手法のサステイナビリティ評価を行うシステム、こういったツールへのニーズが高まっています。

 

私たち一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ)は、5 年前から個人会員の活動を中心にしながらLEED をはじめとするグリーンビルディング(環境配慮建築)の普及において草の根的な活動をしてきた非営利団体ですが、時代背景の変化から、最近では民間企業50社の法人会員が名を連ねる大所帯にまでなってきました。
今年5 周年を迎えるにあたり、LEED・WELL の制度設計と運営主体であるUSGBCとIWBI、世界中の環境配慮不動産と都市やコミュニティーのサステイナビリティに関するデータベースを可視化するプラットフォーム(Arc)の代表を招き、業界や分野だけでなく公民の垣根を超えたシンポジウムを開催します。

 

GBJ設立5周年記念シンポジウム

グリーンビルディングの展望 〜世界水準の都市、建築、ウェルネス、そしてESG投資〜

 

 日時  2018年6月15日(金)10:30-19:30
 会場 日本科学未来館 7Fコミュニケーションフロア

東京都江東区青海2−3−6

アクセス

新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分

         「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分

東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分

無料巡回バス 等

日本科学未来館 交通案内

会場の混雑が予想される為、未来館の開館時刻(10:00)に合わせて、早めのご来場をお願い申し上げます。
満席が予想されており、隣接のサテライト会場での視聴となる場合がございます。

 

 

イベントスケジュール
10:30 – 12:00

開会
来賓祝辞挨拶

小池 百合子(東京都知事)

 

基調講演

Rick Fedrizzi(Chairman & CEO, IWBI)

Scot Horst(CEO, Arc Skoru Inc.)

末吉 竹二郎(国連環境計画 金融イニシアチブ特別顧問,
      自然エネルギー財団 副理事長)

11:30 – 17:00 企画展示
12:00 – 13:20  ランチョン(招待者)
13:00 – 13:25 初心者向けグリーンビルディング超入門用語説明
13:30 – 14:30 LEED認証、WELL認証取得プロジェクト認証授与式
14:40 – 16:50 LEED/arc セミナー, WELL セミナー
専門家向けの最新情報アップデートセミナー
17:00 – 17:50 パネルディスカッション
18:00 – 19:30  5周年記念懇親会

 

11:30 – 17:00

企画展示 

グリーンビルディングに求められる製品やサービスの展示を行います。
展示予定会社(9社)
株式会社ヴォンエルフ, コクヨ株式会社, 株式会社オカムラ, 株式会社内田洋行, 株式会社 UL Japan, TOTO株式会社, 池上産業株式会社, 東京製鐵株式会社, GBJ

 

13:00 – 13:25

初心者向けグリーンビルディング超入門用語説明 

Green Building超入門ではサステイナブルな建物や健康に良い建物の歴史や概要について勉強します。BREEAM、LEED、CASBEE、Living Building Challenge、SITES、GRESB、WELL、SDGs、Arcなどの概要を説明します。

 

講師:フランサ・ジオニジオ

   ヴォンエルフ LEED AP O+M、ND、WELL AP、WELL ファカルティ

 

13:30 – 14:30

LEED認証・WELL認証 取得プロジェクト 認証授与式 

株式会社大林組 技術研究所 本館 テクノステーション

WELL V1 Gold
New & Existing Building

グラスシティ 晴海

LEED V2009 Gold
Existing Buildings

大和ハウス工業 東京本社ビル

LEED V2009 Platinum
Existing Buildings

横浜野村ビル

LEED V2009 Gold
Core and Shell

札幌フコク生命越山ビル

LEED V2009 Gold
Core and Shell

高麗川コミュニティパーク 事務棟

LEED V2009 Gold
New Construction

ヤンセンファーマ株式会社 富士工場 拡張プロジェクト

LEED V2009 Certified
New Construction

トライセブン六本木

LEED V2009 Gold
Core and Shell

Landport 高槻

LEED V2009 Gold
Core and Shell

横浜銀行 本店ビル

LEED V2009 Gold
Existing Buildings

GLP 吹田

LEED V2009 Gold
Core and Shell

エネフィス九州 (ダイダン九州支社・スマートエネルギーラボ)

LEED V4 Platinum
Existing Buildings

近三ビル (近三ビルヂング)

LEED V4 Gold

パッシブタウン 黒部 3期街区 K棟

LEED V2008 Platinum
Homes

 

14:40 – 16:50

LEED/Arc セミナー
1 14:40-15:00

近三ビルヂング -築87年のオフィスビルにおけるLEED認証取得への取り組み ~Arc、喫煙室日本特例を活用して

近三ビルヂングはLEED O+M(既存ビル版)にてGOLD認証を取得した。1931年竣工の築87年のオフィスビルにおけるLEED認証取得への取り組み、Arcや喫煙室 の日本特例の活用事例などを紹介する。

 

森 隆    近三商事 代表取締役社長
森 正隆   近三商事 代表取締役専務

2 15:05-15:25

横浜銀行本店ビル – エコチューニングによる低炭素建物化への取り組み

 既存ビル版LEED認証を国内金融機関で初めて取得した横浜銀行本店ビルを例として、築年数が経過した大型の既存ビルへのLEED O+M認証適用による「建物の低炭素化とワークプレイスの快適性向上の両立」への取り組みを紹介する。

 

佐野 達也  横浜銀行 総合企画部担当グループ長
大澤 正芳  横浜銀行 FMセンター主査

3 15:30-15:50

不動産のESG投資とGRESB

ESG投資は、パリ協定とSDGsを投資の力で推進する原則として国内外で大きな潮流となっている。本セッションでは不動産投資のESG指標・GRESBの普及など、ESG投資の現状と展望を説明する。

 

堀江 隆一  CSRデザイン環境投資顧問 代表取締役社長

4 15:55-16:15

外資系不動産ファンドのサステイナビリティへの取り組み

サステイナビリティへの感度の高い外資系不動産ファンドがファンド運営、投資にあたってどのようなサステイナビリティ関連の取り組みを行っているのか、ファン ド投資を取り巻く世界的状況も含めて解説します。

 

木下 泰  MS Investment, Inc.

5 16:20-16:40

LEED ND、シティ、コミュニティーとSDGs

エリアをコミュニティーや自治体に、評価対象を貧困、教育、社会的公正性にまで広げたLEEDシティやコミュニティーは、脱炭素とSDGsを推進する自治体、企業、 ESG投資家にとっても共通言語となりうるか。

 

永積(安原)紀子 ヴォンエルフ

 

14:40 – 16:50

WELL セミナー
1 14:40-15:00

ワークプレイス・健康経営の潮流と施策

持続可能で創造的な企業の働き方は、ウェルビーイングの視点でワーカーにとって働きやすく生産性の高いワークプレイスと組織文化が育まれています。企業経営にとって重要となる今後のワークプレイスのあり方を展望します。

 

斎藤 敦子  コクヨ

2 15:05-15:25

WELLの海外事例

WELL-building スタンダードが2012年にローンチされ、早5年が経ち、2017年から今年にかけて、数多くのプロジェクトでWELL認証が取得され出している。本セミナーでは、その傾向を押さえ、さらに、事例で現れている成果を紹介する。

 

奥 錬太郎  カルダー・コンサルタンツ・ジャパン

3 15:30-15:50

日本のWELLの事例

大林組技術研究所本館テクノステーションは、日本で初めてとなるWELLをゴールドランクで取得した。本プロジェクトの概要ならびに認証取得に向けた取り組み内容をハード・ソフト両面から紹介する。

 

吉野攝津子  大林組

4 15:55-16:15

WELLベーシック

WELLが開発された背景や歴史、WELL v1についてプロジェクトタイプや七つのコンセプトについて解説を行う。また、認証取得までのプロセスについて、実際に審査機関とやり取りをしているコンサルタントの立場から説明する。

 

木下 良介 ヴォンエルフ

5 16:20-16:40

WELLアップデート

WELL認証は5月末にVer.2を発表。Ver.1から何が変更になるのかを速報する。また、新たに始まるWELL Portfolio、2段階認証とは何か、既に発表されているWELL Community版、ALL Project In版とは何か、AAP、IEPについても説明する。

 

川島 実 ヴォンエルフ

 

17:00 – 17:50

パネルディスカッション 「人・街・企業とSDGs」 
パリ協定以降、自治体と企業、ESG投資家主体で推進するSDGs追及の動きが、企業の「健康経営」、自治体の「都市経営」、投資家の「環境不動産投資」の現場をどう変え、LEEDやWELLなどの評価システムがどう利用されていくのかについて考察を試みる。
登壇者 所属 専門分野
平松 宏城 ヴォンエルフ  サステイナブルな都市デザイン、ESG投資
似内 志朗 JFMA調査研究委員長(日本郵政不動産) UD・健康経営、FM、不動産企画
河口 真理子 大和総研 ESG投資、CSR、エシカル消費
足立 直樹 レスポンスアビリティ 生物多様性・自然資本、サステナブルブ・ランディング

 

18:00 – 19:30

5周年記念懇親会  

GBJが5周年記念シンポジウムの締めくくりとして、ゲスト・GBJ会員・来場者様が交流を深め、共に次のステップに進む機会となるよう、展望ラウンジを貸し切って開催いたします。

当日のご参加お申込歓迎

受付(午後~): 総合受付(7階)

参加費
 一般, 法人会員, WEB会員 :3,000円 
 個人正会員, シンポジウム運営関係者:1,000円

 

お支払い(paypal)  *事前払いは締め切りました
 
> 懇親会費のお支払い 

 

 

 

シンポジウム参加費・参加申込 
参加費

シンポジウム : 事前登録で無料

懇親会    : 一般, 法人会員, WEB会員: 3,000円

         個人正会員, シンポジウム運営関係者: 1,000円

参加申し込み

> 事前登録ページ からご登録ください

 *各セミナーへのお申込は不要になりました。

 

> プレスリリース・お申込

 

 

主催:一般社団法人 グリーンビルディングジャパン

後援:U.S. Green Building Council (USGBC)
   Green Business Certification Inc (GBCI)
   Arc Skoru Inc.
   International WELL Building Institute (IWBI)

   公益財団法人 自然エネルギー財団

   公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会

   一般財団法人 日本ビルヂング経営センター

   一般社団法人 パッシブハウス・ジャパン

協力:21世紀金融行動原則 環境不動産ワーキンググループ

 

LEED : Leadership in Energy and Environmental Design

WELL : WELL Building Standard

USGBC :  U.S. Green Building Council

IWBI : International WELL Building Institute

GBCI : Green Business Certification Inc.

GRESB : Global Real Estate Sustainability Benchmark

 

 

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