GBJシンポジウム2020
新時代のQuality of Lifeを支える街と建築
目次 │ Contents
2020年10月12日(月)オンラインにてGBJシンポジウム2020を開催しました。当日の動画をご紹介します。
ダイジェスト(1分47秒)
オープニング GBJ共同代表理事 大村 紋子 ご挨拶
第1部 登壇者ショートプレゼンテーション
1.「都市のGREAT RESET - レジリエンスとサステナビリティの視点から考えるコロナ後の都市 デザイン」
蛭間 芳樹(都市災害軽減工学 / ㈱日本政策投資銀行(DBJ)調査役)
*この動画はシンポジウムに申し込まれた方にお送りしているパスワードを用いてご覧いただきます。
11月30日までの期間限定公開です。お申込者以外の方に共有いただくことは出来ません。
公開期間を終了しました
2.「健康都市・空間デザインに向けて - 公衆衛生の視点から考えるコロナ後のBuilt Environment(都市・建築)」
花里 真道(都市における公衆衛生学 / 千葉大学准教授)
3.「資本主義の非物質化と都市-パンデミックを超えて追求すべき持続可能性とは」
諸富 徹(環境経済学 / 京都大学大学院教授)
USGBCからのメッセージ
マヘシュ・ラマヌジャム氏 USGBC President & CEO
ジン・ワン氏 USGBC North Asiaディレクター
第2部 パネルディスカッション 「新時代のクオリティオブライフを支える街と建築」
クロージング GBJ共同代表理事 平松 宏城 ご挨拶
ご感想
GBJシンポジウムで、気候変動や格差の拡大に対して、地球という同じボートに乗った我々全員が今直ぐに出来得る限りのアクションを起こさないといけない段階に来ていることを強く認識しました。世界中の人々と連携しもっと大きなうねりを作るために、国際的な認証制度は一つの有効な手段だと思います。
まず、すぐに胸にストンと落ちたのは、こんな言葉でした。
ルールを見直す、ともに考え自ら行動する、エビデンスは大切。
コロナは今も続く「災い」ですが、「仕方がない」と所与のものとして受け入れていた岩盤ルールを見直す契機にもなりました。バリュー(価値)は可視化することがなかなか難しいですが、スローモビリティのように「あったら良いね」という直観から新しい価値を創り出すこともできます。運転者が顔見知りの隣人である点も人的資本の視点で見逃せません。
これから日が経って、じわじわと効いてくる言葉もありそうです。
パネリストとして登壇いただいた蛭間さん、花里先生、諸富先生のお三方、バックグラウンドは多様性に富んでいましたが皆さん「結局同じ議論をしているのだ」とおっしゃっていたのが印象的でした。私たちは社会を構成する一員としてどう生活すると健康で幸せなのか、その構造や理由をそれぞれの角度から紐解いてヒントを与えてくださる素晴らしい講演とパネルディスカッションだったと思います。
シンポジウム主催
一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ)
U.S. Green Building Council (USGBC)